「nendo 1/3 ヒト モノ スキマ」@ EYE OF GYRE

「モノとその周辺との関係性」から生まれたデザインをテーマに3つの展示を3週間ずつに分けて行なう、nendoの展覧会の第一部「nendo 1/3 ヒト モノ スキマ」は明日まで。会場は原宿 GYRE 3Fの [ EYE OF GYRE ]。
展示第一弾「nendo 1/3 ヒト モノ スキマ」は、高い技術力で優れた陶芸、木工、ガラス工芸品を生み出す日本の職人ー伝統工芸師たちとコラボして生み出された、食にまつわる16種類のプロダクトが、うねうねとした白い展示台に並び、会場の奥へと続く。

これらは今年の「ミラノ国際博覧会」日本館 クールジャパン・デザインギャラリーにも出品された品々で、黒いダイニング空間をモチーフにした会場構成「colourful shadows」が話題となった。出展作品については「cs collection」と題してnendoの公式サイトにアーカイブがある。
常滑焼 愛知県 鴻陽「和菓子のようなコースター」
展示台には世に知られた工芸品名称、産地、製作者、スケッチ、作品タイトル、説明文、作業工程のモノクロ写真に続いて、プロダクトが置かれている。
薩摩焼 鹿児島県 御茶碗屋つきの虫「タマゴのヒビから黒がにじむ器 」
高岡銅器 富山県 高田製作所「単純形態のカトラリー」
大洲和紙 愛媛県 五十崎社中「プレス成型された紙の皿」
江戸切子 東京 木本硝子「一筋で表す江戸切子」
伊万里・有田焼 佐賀県 源右衛門窯「手で柄を楽しむ器」

ミラノの展示台は真っ黒だったが、本展は白。会場配布物に拠れば「人の手によってでしか生まれることのできない微細な表情の違いを強調するために、全て作品が黒一色に統一され、幅200mm、全長33mの細長い展示台が部屋同士を柔らかく繋ぎながら鑑賞者を誘導」する。
前掲・適当に抜粋した会場写真に写っている出展作品の製作者としてクレジットされている先にはリンクを設定したが、本展についてNewsやFBで告知されていない。そういった広報・企画力も含めて、クリエイター集団nendoと日本各地で知るひとぞ知る状態になって眠っている地場産業とコラボする意義は大きいと思われる。

会期は2015年9月11日-11月22日(3部構成:「nendo 1/3 ヒト モノ スキマ」9月11日-10月4日/「nendo 2/3 ヘヤ モノ スキマ」10月6日-10月28日/「nendo 3/3 モノ モノ スキマ」10月30日-11月22日)、開廊11:00-20:00(休廊:10月5日 月曜)、10月29日 木曜)
会場:EYE OF GYRE/GYRE 3F

GYRE
http://gyre-omotesando.com/




+過日の飲食のメモ。
伊藤病院の脇道から外苑前方面へ抜ける道の途中にある神宮前3丁目[パンとエスプレソと]にて、パニーニランチ(土日はお茶菓子付き、ドリンクをセットで付けてだいたい¥1,000+消費税。この日はおゴチになったので料金を失念しました
美味しゅうございました。ごちそうさまでした。

こちらはフレンチトーストが有名。平日は8-10時に3種類用意されているモーニングセットのひとつ。以降は15時以降のオーダーとなる。イートイン席もテイクアウトのレジも混雑する人気店。

パンとエスプレッソと
www.bread-espresso.jp/